皆様ごきげんよう、Emily Diamondです✨
前回のブログも読んで頂きありがとうございました😊
さて、本日はスクール内から飛び出して世界へ✨
世界のダンス教育の現場から垣間見る「最短距離を求める生徒」と「人生を捧げる師」の間に生まれるこの葛藤、そして「自分は何者か」という問いについて、世界のダンス教育や心理学の文献からお話しをしていきます。
興味深い視点が多く語られていますよ!
ダンスを頑張っている生徒側も、ダンス教育の現場で日々真摯に向き合っているインストラクターにも必見です。
いくつか代表的な向き合い方をご紹介致します。

世界のダンス界に見る「憧れと自己」への向き合い方
1. 「憧れ」を「鏡」として使う
世界のトップダンサーを育成する現場では、「あの人のようになりたい」という感情を、単なる模倣ではなく「自分の中に眠る可能性の投影」として捉え直す指導が行われています。これをミラリングの心理学と呼びます。
心理学的には、他人の輝きに強く惹かれるのは、自分の中にもその種、つまりポテンシャルがあるからだと言われています。その通りすぎる!
ここで解決策としては、 「先生みたいになりたい」と言う生徒に対し、講師側は「私のどの部分に惹かれたのか? それはあなたの内側にある『何』が共鳴しているからだと思う?」と問い返します。「外を見る目を、内側へ反転させる」アプローチを通して、真の答えを引き出します。
生徒側は、この憧れに対して自分自身でこの問いを常日頃答えられるようにしていくと、非常にヘルシーで道標になっていきます。
2. 「最短ルート」への警鐘
「熟達」に関する研究では、プロフェッショナルになるための「1万時間の法則」が有名ですが、それ以上に「マインドの質」が重視されています。これは英語でDeliberate Practiceと言い、つまり熟達の理論と訳されます。
最短で結果を求める人のことを消費的学習者と言い、その人たちは脳がストレス状態で固まりやすいと言われています。
逆に、プロセスそのものを愛する学習者は、フロー状態に入りやすく、結果として最も速く、深く上達するというデータがあります。
フロー状態、前回のブログで私が感じるミラクルである共振共鳴もこの状態ですね。
また、結論を言うと、私が練習を積み重ねて来たプロセスである「夢中で楽しすぎて練習を苦労と思ったことがない」という状態こそが、脳科学的にも最高効率の上達法だったことが解ります。
3. 「誰でもない自分」になるための通過儀礼
国もジャンルも超えて、ワガノワやパリ・オペラ座などの伝統校では、非常に厳しい選別があります。
これは単に技術を落とすためではなく、「自分を律する覚悟」があるかを問うためです。
芸術教育の文献では、師匠の圧倒的な力に直面し、一度「自分は無力だ」、つまり、最短では届かないと絶望することは、「エゴの死」と「真の個性の誕生」のための必要なプロセスであるとされています。私はこれを通過儀礼だと思っています。
例えば、私が前回のブログでお話ししたエピソードへの解釈をするならば、あの時泣き崩れた生徒様は、まさにその通過儀礼の門の前に立っていました。そこで睨んで去るか、あるいは「自分は何者か」と向き合って門を潜るか…。
彼女にとって人生で最も重要な「選択」の機会をダンスの神様はプレゼントされていたんだと、彼女が今頃気づいてくれたかは…誰にも分かりません。とにかくGood luck!
世界のダンス教育の現場でも、『憧れは、自分の中にある可能性を映し出す鏡にすぎない』と言われています。
誰かの模倣を追い求めている間は、まだ自分の足で立っていません。
圧倒的な存在である師を前にして、『自分はまだ何も持っていない』と突きつけられる絶望…。
けれど、その絶望こそが、エゴを捨てて『真実の自分』として生まれ変わるための、聖なる通過儀礼なのです。
私たち姉妹の「本気のレッスン」は、生徒一人ひとりの魂を、この「聖なる門」の前まで連れていくことが叶うよう、日々使命感を胸に努めさせて頂いております。
皆で軽やかに、優美に、そして最高にハッピーに踊って生きていきましょう!

愛と情熱を込めて、
Emily Diamond
















