BLOG

ターンアウトを踊りながらキープする為には?

皆様ごきげんよう♡

『ターンアウト』について前回のブログをご覧頂き、また今回のブログもご覧頂き有難うございます。

こうして私が、ブログで”ダンス”について記載しようと思いましたのは、生徒のダンスレベルの個人差により、お稽古中にお伝えした事がBGMのように流れてしまっているな…と感じたからです。

流れてしまっている事実はお互いにとって悪いことでは無く、ただ、こちらに記載すればまた皆様が必要な時に確認出来れば良いなと思うだけなのです。

さて、本題に参りますよ♪

前回のブログから改めて質問です。

ターンアウトってポジション?(形)それとも、ムーブメント?(動き)

答えは、ムーブメント (動き) でしたね。

ダンスの中で、踊りながら180度開いた脚を意識することや、ダンスジャンルによっては綺麗に脚を外旋したまま高いジャンプをすることって非常に難しいものです。本当に。

子供の頃からバレエや新体操などのトレーニングをした人で既に身に付いている人や、生まれつき(正直羨ましい…!)フラットなターンアウトが出来る柔軟性を持って生まれた人は考えたことはあまりない事でしょう。

ダンス講師としてもまだまだ未熟な私ですが、それでもお陰様で10年以上ダンス指導をさせて頂き、お稽古を見てきた中で1番気になるポイントが『ターンアウト出来てない足元』でした。

その内の2名が『ターンアウトに憧れて』我流で練習したらしく軽く足を傷めました。かなり過去の話です。

過去にEDJに所属していたその2名は、もちろんバレエを踊っていませんでした。そして、何故ターンアウトをする必要があるのかを全く理解出来ていないまま踊り続けていました。

よく私が『ダンサーの足を作りましょう』と発言しますよね。EDJダンサーならば一度は必ず聞いたことのある言葉なねでは?


さて、長年ダンスを習い、いずれダンスをお伝えしたいとトレーニングを積んでいる方には答えて頂きたい。

『ダンサーの足を作りましょう』
それは一体何故なのでしょう?

また、

ターンアウトをする意味、理由は何故でしょう?

そもそも、”踊り” がスポーツでなく、芸術であると考えるのならば、例えばダンス競技やフィギュアスケートの様に180度開けば満点という話ではなくなりますね。

そこでは、踊りの質、豊かな表現力、舞台上での華やかさやオーラ、そして、カリスマ性等も重要になってくるわけです。

それに加えて、動きのスムーズさ、理解と解釈、舞踊ごとの踊り分け、その国々の音のとり方などなども大切になりますね。

さて、少し話が外れましたが、貴女は先程のご質問『ダンサーの足を作る』とは、一体なんなのでしょう?と、ターンアウトをする意味、理由は何故でしょう?には答えられましたか?

たくさんの答えと、様々な解釈が飛び交うことでしょう。

ここは簡潔に纏めたい。

Question: 『ダンサーの足を作りましょう』それは一体何故なのでしょう?

Answer: 『ダンサーの足』= ターンアウトにすると踊りが上手になるから

Question: ターンアウトをする意味、理由は何故でしょう?

Answer: ターンアウトをする意味と理由は、貴女の踊りを助けるため

いかがでしょうか?

私なりに非常にシンプルにまとめてみました。

だからこそ、”使える”ターンアウトの練習をしたいのです。

“使える”ターンアウトというのは、ポジション (形) ではなく、ムーブメント(動き)のことなのです。

踊っている足が、1番や、5番であったり、2番だとしても、はたまたバレエやアイリッシュダンスのように空中に居ようが、または、深いプリエをしていたとしても、膝が曲がっていようが、身体が回っていようが…

そのような動きについてくる”動き”のことを、ターンアウトといいます。

ターンアウトなしではムーブメント (動き) は成立しないということです。

貴女の頭の中にある『ターンアウト』の解釈がだんだんスムーズに流れるようになってきましたね? もう、ポジション (形) では既に無いはず。


最後に、いかにターンアウトを踊りながらキープできるかを考えよう♪

もし、ポジション (形) でターンアウトを作ることは可能なのにも関わらず、一度踊りとして動き出したらターンアウトをキープできない…

なんて、そんなお悩みがある人は、私たちの合言葉である…

『いかに出来るようにするかを考える』でしたね♡

ということで、以下のようなことが理由として考えられます。

理由①: ターンアウトの理解が足りないから

理由②: ターンアウトを作る筋肉と、ターンアウトをサポートする筋肉が足りないから

理由③: ターンアウトを作る筋肉のスタミナが足りないから

意外にも、ここに股関節の硬さはあまり関係致しません。

何故ならば、もう既に最初からポジション (形) としてのターンアウトが出来ると言うことが前提となる理由だからです。

もし、貴女のお悩みが『ターンアウトが出来ず、5番ポジションのスッシュ(ス・スー)に入れられない』だとしたら、答えは変わりますけれど… 既にターンアウトがポジション (形) として出来ている事があくまでも前提です。

ポジション (形) が先ずは出来るように、ここまで分かったら後は練習あるのみ♪

さてさて、考えてみて♪

5番スッシュでヒップツイストしながら移動する時の脚足をやってみて。(ベリーダンス)

あの動きって、腰がツイストで前にアクセントで入っているときは、ターンアウトされていないですよね?

ですが、次の動きに移行するときは足がターンアウトして開かれている。

つまり開きっぱなしでは踊れないという事が分かります。

だからこそ、ターンアウトはムーブメント (動き) なのです。

さて、貴女のターンアウトへの理解はまた深まりました。

もう、ポジション (形) だけで終わるターンアウトは卒業できるようになるのでは?

ターンアウトをキープして、踊りながら生かしていきたいものです。

前進あるのみ♪

踊って世界を笑顔で照らそう♪

Emily Diamond

関連記事

PAGE TOP