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表現力としての呼吸

皆様、日々のダンス練習のご様子は如何ですか? 調子は良いでしょうか?

本日皆様と考えたいのは、舞台の表現力としての呼吸について。

正直申しますと、『呼吸』が出来ていない方、意外と多いの… それは勿論、普段の生活での呼吸はされているでしょうが、私が申しているのはダンスの時のお話しです。

普段のお稽古中、個人レッスン中、パフォーマンスクラス時など、きっとEmily Diamond Japanの所属生は私達講師陣より息してー!笑』『呼吸してますー?んて言われた事結構あるのでは?

私が覚えている限りは、結構な頻度で皆様にお伝えさせて頂いております。本日は、単にダンスの呼吸についてだけでなく(こちらはもっと深掘りする必要がある為)、『表現力としての呼吸』に絞ってお話しをいたします。

ダンサーが知っておきたい呼吸、応用編として♪

バレエやインド舞踊などでは、役作りによっては呼吸を表現力の一部として使う事があるので必要とお感じの方は意識して頂けると幸いです。

早速ですが、例を挙げて参りますと

✴︎舞台上で息を吸い、一瞬息を止める事で驚いた状態を観客に伝える様子

✴︎微笑み、目を閉じて息を吸いながら、自分を抱きしめて愛情を表現する様子

✴︎眉をひそめ、心の痛みを表現するために息を止める様子

✴︎私恋をしているの…と、全身で深く、うっとりと息を吸って、甘く息を吐く

✴︎張り詰めた緊張感、空気感を出す為に、苦しくても呼吸を見せない様子

✴︎歌が始まる前に鼻からスーッと息を吸い、歌詞と共に口を柔らかく開けて、息を奏でる様に吐く

などなど….

皆様、今実際に呼吸を使って演じてみて下さいませ。

上瀧達也先生や、Elisa Jamila先生も同じく、Emily Diamond Japanの全クラスでもよくお伝えしているように、呼吸って本当に大切踊りを深め、踊りをより豊かにする表現力の一つですもの。

『呼吸で魅せる』ということは、基礎となる技術や身体の使い方、自己の感情への理解が出来ていて初めて成り立つものではないでしょうか。

付け焼き刃に役作りをして発表会やイベントに臨んだとしても、嘘っぽい取ってつけたような仕上がりになりますものね。

何事も基礎が大事ですね。

そして何より、繰り返しは大事。

繰り返しと聞くと、『技術のことだわ』なんてダンステクニックばかりに集中してしまいがちですが、表現力も同じく繰り返しが大切でしょう。

今まで楽しく頑張ってきた基礎練習の繰り返しの上達と同様、表現力も繰り返しの練習の成果が面白いほど分かる日が来るのです。ダンスって楽しいですね!

普段のお稽古から『表現力のための呼吸』を意識をして頂けましたら嬉しいです。

本日も最後までご覧頂き有難うございました。

踊って世界を笑顔で照らそう♪

Emily Diamond

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