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苦手意識克服!『ターン』に自信がつく5つの上達ポイント

皆様ご機嫌よう。

紫陽花が美しい季節ですね。

さて、本日は

『ターン』について改善できるポイントを

お話しして参ります。

少しでもご参考になりましたら幸いです。

ところで皆様は

『ターン』はお得意でしょうか?

ダンスの技のなかでもターンをすることで

振り付けを引き締め、華やかに見せられるのがターンです。

例えば、

バレエやジャズダンス、カタックのように

何回もターンすることが求められることもありますね。

また、

ターンを組み合わせることにより

より高度な振り付けという印象も生まれることは事実です。

オリエンタルダンスにおいても

ターンは振り付けの決め手となります。

いわゆる、見せ場になるわけです。

ターンをバシッと決められるかっこいいダンサー

憧れていませんか?

是非、目指しましょうよ!

実際、お稽古場でもターンを苦手としている

または、苦手意識を持つ生徒が多いのも事実です。

そこで今回は、

どんな舞踊でも美しく決まる為に

ターンに自信がつく5つの改善ポイントをご紹介致します。


ポイント1: インナーマッスルを鍛える

ダンスでターンをするとき

お身体の使い方がとても大切です。

身体の軸がブレていると、いざ回ってみても

クルッと綺麗に回れません。

そこで大切なのが、

インナーマッスルの使い方です。

ターンの練習をするのと同時に

インナーマッスルを鍛えてバランスが取れる体を作りましょう。

インナーマッスルを鍛えるためには、

プランクなどをして筋力トレーニングをすることもおすすめです。

ポイント2: 回るときに腹筋を使う

オリエンタルダンスにでてくるアラベスクターンや

カタックの片足踵で回るチャッカール

片足を浮かせて回るバレエのピルエットなどを回るときには、

腹筋に力を入れる練習をしましょう。

ターンには軸への意識が欠かせませんが、

軸をキープするためには

クルッと回る瞬間に腹筋に力を入れることが大切です。

毎回のお稽古で、

回る瞬間に無意識に腹筋に力を入れられるよう

是非何度も繰り返し練習してみてください。

ポイント3: ターンするときは『顔を切る』

ターンをするときにグラついてしまうのは、

目が回ってしまう状況と似ています。

回っているときにどこが正面なのか見失ってしまうと

しっかりとした着地ができません。

ダンスの世界では

『顔を切る』や『顔を残す』という表現をしますが、

クルッと回るギリギリまで顔は正面を向いておき

回った瞬間に顔で風を切るように一瞬でまた正面に戻します。

例えば、

1回のターンでは顔を切らなくても

2回転、3回転と回数を増やすのであれば

私たちは顔を切るという動作が必要不可欠となります。

先ずは、

両足で立った状態で

顔を前に向けたまま体を限界まで横に向けます。

『もうこれ以上動かない』となった瞬間に

顔と身体を一瞬で正面に向ける練習をしてみましょう。

もし練習するときは、

正面に目印となるようなものを置いておき

回ったときに直ぐその目印に視線を戻せるように努力しましょう。

ポイント4: 右回りも左回りも練習する

こちらは、私個人もかなり意識して練習したことです。

ダンサーの多くが実際にターンをしてみると

右回りと左回りの

どちらかがやり易い感じるはずです。

大抵の場合は

利き足を軸足にした回転のほうがやり易く感じるそうですが

舞踊により左回転を強化する為に

圧倒的に

左足軸回りが得意な場合が多くなります。

また、

綺麗にターンを回りたいという気持ちから

回り易い方をまず練習してしまいがちですが

それではお身体のバランスが悪くなってしまいます。

習っている振り付けに

苦手な方向のターンが入ってしまうこともありますね。

得意と感じる方をよく分析して

何故得意であるのかをじっくり検証しましょう。

現代ならではのやり方ですが、

最終手段としては

動画を撮って、左右のターンを見比べてみましょう。

ただし、こちらは最終手段です。

一番頼りになるのは、

私たちの『身体の感覚』です。

ダンサーたるもの、動画に頼りすぎないようにしたいものです。

ポイント5: 腕の位置を身体に覚え込ませる

さて、最後の改善ポイントとなります。

ターンするときに

身体の軸を使ってバランスを取ることはとても大切ですが

バランスを取るには

腕の位置も最大のポイントとなります。

例えば、バレリーナがターンするとき

胸とお腹の間くらいの高さで

腕を丸めているのを見たことありますよね。

あの腕は、アンナバンと言います。

民族舞踊やジャズ、ヒップホップもまた

バレエほどきっちり腕をキープする必要はありませんが

腕の位置を身体に覚え込ませておけば、

もしターン中にバランスを崩してしまったとしても

腕でバランスを取ることが叶います。

例えば、肘を軽く曲げ

少し大きめの風船を抱えているくらいの広さで腕をキープしてみましょう。

腕全体に力を入れるのではなく

二の腕に意識を向けることがポイントとなります。

また、

バランスを取るために、回るときは肩を下げる為に

肩甲骨を鼻骨あたりに向けて

ぐっと下げるとやり易いでしょう。


いかがでしょうか。

番外編として『裸足の舞踊』用のオススメポイントがありますので

ご紹介致します。

オリエンタルダンスやオリタヒチなど

腰を回しながらのその場でステップを踏みながらのターン

ございますよね?

あの手のターンは、軸足でない方の足の

つま先の方向に意識を向けます。

どう意識を向けるかと言いますと…

軸足でない方の足のつま先を先行にして回ることに意識を向ける。

つまり

骨盤から開いて、足をターンアウトして頂きたいということ。

これで回れない人は、ターン以前に

基本姿勢や立ち方が出来ていないことになります。

一度ここで見直してみませんか?

ターンは

ひとつの振り付けのなかに何度も出てくるものではありませんが

ターンに苦手意識を持っていると

どうしてもそこばかりが気になってしまい

しっかり踊れないどころか、気持ち良くない。

踊っていても楽しくない。

ターンの前に不必要な力みが加わり

結果は、

ターンが回りきれず、身体の感覚は不完全燃焼となります。

苦手意識があると

身体が無意識に縮こまってしまうことが理由となり、

どれだけ練習しても体がうまく使えず、その結果

回れなくなってしまう可能性があるのです。

ターンはきちんとした身体の使い方を理解し

的確なコツさえ掴み

きちんと練習すれば誰でも出来るようになります。

お稽古では、きちんと鏡を活用しましょう。

『活用してる風』の生徒は実際多いです。

是非、本日ご紹介した練習方法や改善ポイントをご参考に

繰り返し練習をして頂けましたら嬉しいです。

踊って世界を笑顔で照らそう♪

Emily Diamond

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