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『背中から腕を使う』推測編

前回のブログの続きです♡

『背中から腕を使う』ということ

アドバイスを毎回受けながら

本日は、何故それが出来ないのかを推測して行きましょう。

推測①:背中の筋肉が弱いから?

あなたの先生が『背中から腕を使って』と言う時、

あなたの背中の筋肉の強弱を見ているでしょう。

それは、

背中に限らず、あなたの先生は

身体の弱い方を意識してほしいためでしょう。

普段の生活で我々人間は、

料理をしたり、

書き物をしたり、

本を読んだり、

無意識にも身体の前側を使って作業する事

圧倒的に多いですよね。

そう致しますと、身体の前側にある筋肉の方が、

後ろ側にある筋肉よりも強い傾向があります。

となりますと、

背中と胸のどちらが弱いかと考えますと、

背中の方が弱いという理解になります。

背中だけでなく、

大腿四頭筋とハムストリングでしたら、

後ろ側にあるハムストリングスの方が弱い傾向があると理解できます。

先程申しましたように

特に現代人の生活は、

◉椅子に座る習慣がある

◉手は前にある行為が高確率である

◉お稽古では気をつけていても普段は猫背である

以上のことを考えると、

胸の筋肉が縮み、

背中の筋肉が伸ばされてしまっている姿勢で毎日を過ごしていることが分かります。


推測②:姿勢と上半身の注意を一緒にするから?

あなたの先生が『背中から腕を使って』と言う時、

あなたは、背中についての理解

少し勘違いをしているかもしれません。

例えば、

◉ 両腕を鏡側の前ポジションに出したら、肩も一緒に前に出てきてしまう。

◉ 両腕を天井に向けてに持ち上げたら、肋骨も一緒に持ち上がってしまう。

という問題がある場合、

腕だけでなく背中を意識すること

このような問題が解決出来る可能性はあります。

ただ、私と一緒に何年もお稽古で踊り、毎月個人レッスンで基礎を徹底見直ししている生徒なら、

この問題はが胴体から起こっていると理解出来るはずです。

胴体と言いますと、

両肩と骨盤で構成されるエリアのことを指します。

この胴体エリアが美しく、且つ、正しくキープ出来ないから

背中から腕を使うことが出来なくなるという理解です。

となると、

背中から上手く使えないのは

腕のみの問題ではなく

胴体の問題ということになります。

そうすると、

『背中から腕を使って』という解釈は、

背中から腕をアイソレーションさせて使う

という理解が最も近くなるのではないでしょうか。


推測③:肩甲骨のエリアへの理解に誤りがあるから?

あなたの先生が『背中から腕を使って』と言う時、

あなたの肩甲骨が飛び出しているのを目にするからかも。

肩甲骨が出っぱった人は、

多くの場合、たくさん腕を動かさなくては

と、動かしすぎてしまう人が多いように感じます。

でも、たくさん動かすって良いことなのではと思うでしょう?

確かに、

たくさん動くということは、

可動域が広い。ということは、

腕を色々な方向に動かすことができる

という良い面もありますね。

ただし、可動域が広いということは、

コントロールが難しい、というのも事実です。

且つ、腕のコントロールが難しいという問題がある人の場合は、

特に、腕を横に広げた場合で多く見られます。

先程申しました、肩甲骨が出っぱった人は

背中から腕を意識することで…

① 普段から正しい姿勢で立ち、肩甲骨の意識を作ることができて

② 肩甲骨を背骨から離す事 (アイソレート) で出っ張りを解消することができる

のではないかと思われます。


きっと、ここまで読んで頂きましたが

あなたの頭は混乱と疑問で溢れているでしょう。

文章からの理解は難しいことが多いです。

良いではありませんか。

混乱が起こり、変革がもたらされ

疑問があり、進化するのです。

踊りという芸術で得た古の知恵は

現代に生き、時に迷える私達の光となります。

人生そのものに活用し、応用をきかせて、

私たちの生きる道しるべとなり

希望となります。

踊りが出来ずに悩むということは、

同時に

人生の歩みにも悩むということです。

もし、踊りの喜びを見出すことが出来たらなら

あなたの人生もスムーズに喜びへと

ご自身を運んでいくことでしょう。

喜びを持って

ご自身のありのままに直面して下さい。

そこから初めて新たな扉が開くでしょう。

次回は、『背中から腕を使う』ためへの

更なる理解と、早く修正できる方法をお伝え致します。

踊って世界を笑顔で照らそう♪

Emily Diamond

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