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ターンアウトって何?

美しいターンアウト…アンドゥオールとも。

やっているつもりが、完全にターンイン!!

こんなお悩みありますよね。

ダンスを習い始めるまで意識したことなかったのに、ダンスを習い初めてから意識しない日はないのでは?

お稽古で注意されて気付く人や、発表会やイベントでの写真を見て愕然とし『美しいターンアウト』を意識するようになる人など、意識の仕方は人それぞれです。

例えば、ベリーダンスだったら美しいアラベスクをしようと思い踏み込んだ足が…残念っ!

例えば、ボリウッドダンスでのハスタスウィング、勢いよく前に出した足が…残念っ!

また、例えば、ベリネシアンダンスの時にタラウしようとした軸足が…ターンイン…これまた残念!

あげればキリがありませんが、裸足の舞踊でもやはり気になるところ。

上瀧先生のバレエモダンだと、言う以前の問題で『あちゃー(汗)』と、ご自身で思う瞬間の連続なのでは?

『いつか私も左右差無く、美しいターンアウトが出来るようになりたい!』

そうよ!その意気込みが大切♡

如何に出来るようになるかを考えながら、『そもそも、ターンアウトって何か?』を考えましょう。


ターンアウト。

カタカナ、又は、横文字で言われてもピンと来てない?

EDJダンサー3年目以上のかた、一言で『ターンアウト』をご説明出来ますか?

ターンアウトとは大腿骨を外旋させること。

勿論、厳密にはそれだけでは無いのだけれど、『大腿骨を外旋させる』と言うことが原点になります。

あら、説明出来なかったわ…と言う貴女は、是非毎回のお稽古で意識的にやってみて下さい。

お稽古では、勿論ターンアウトの際の注意点もお伝え致しております。

我流でがむしゃらにやらないでね♡

因みに、私達講師が『〇〇(←生徒の名前)足っ!!』と、咄嗟に言うのは、『×足のステップ間違えてる』ではなくて、ターンアウトしてねということです。

さて、復習して参りましょう。

では、先ずここで貴女にクエスチョン。

Question: ターンアウトってポジション?(形)それとも、ムーブメント?(動き)

チクタクチクタク…

チーン!はい、お時間♡

さて、どっちでしょうか?

貴女のダンス経験から答えは導き出せましたか?

では、答えの時間です。

ターンアウトは…

Answer: ムーブメント(動き)です。

『えーーー!ポジションだと思ってたわ!』って人、意外と多いのでは?

お稽古を拝見していて、『ポジション扱いしてるな…』と、指導側からそう見える人が多いのです。

ポジションでない理由も改めて述べますね。

ターンアウトの根本的な部分を理解していないと、踊り手としてなんとも悲しいことが起こります。そして、何より避けたい…怪我につながります。


さてさて、ターンアウトがポジション (形) では無いことをお伝え致しましょう。

ターンアウトをポジション (形) だと考えている人のゴールは、『ただ単に足を180度開くこと』になります。

そして、ターンアウトの形を作ることさえすれば目的達成となります。

つまり、ターンアウトという”ポジション”を作った時点で終了ということになります。

しかし、単純に貴女は疑問を抱きませんか?

『ダンスって動くんだよね?』と。

ポジションを作って目的達成? いやいや、違うでしょう。

例えば、どの舞踊でも一連のステップを組み合わせて踊る時に、この動きから次の動きに移行する時に最初に必ずプレパレーションをするでしょう?

その一連のステップを組み合わせる間に入るプレパレーションが始まったら、貴女は『プレパレーションの形』をキープして終了ではありませんよね?

何故なら、貴女は次のステップへと動かないといけないから。

ですので、プレパレーションの形が出来て貴女の仕事は達成。

すなわち、終了。

いかがでしょう。それでは、貴女は踊れないでしょう?

『踊り』を踊る私達は、ダンスの中でターンアウトをしなくて良い時とは、本当にごく僅かな瞬間だけなのです。

ムーブメント (動き) としてのターンアウトをするからこそ、初めて”今の動き”から”次にするべき動き”へと移行することが叶います。

ですので、いちいち『ここでターンアウトでしょっ…!(汗)』と考えながら”静止”することなかれ。

だって、ターンアウトは『動き』なんですから。


いかがでしたか?

◉なんだか私の踊りには繋がりが見えない

◉ターンする前のカウントがあやふやだ

◉次のムーブメントに入る時グラつく

◉上半身の動きがぎこちない

◉全体の動きに華やかさが無く、動きが小さく見える

などなど…

そんな、長年のお悩みも『正しいターンアウトの知識と理解』によって解決することもあります。

ターンアウトを作るぞ!と意気込み、無意味なストレッチは怪我に繋がります。

私達姉妹も上瀧先生も、『絶対にここまでターンアウトして』とは一度もお伝えしておりません。

生徒自身が『絶対にここまで開くー!』と、思い込んでいることは良くあることかも知れませんが。

先ずは、自分の身体を知ること。自分の股関節周りの可動域を知ること。そして、頭の中で『私の身体に限り、ここまでが限界だ』と勝手に決めつけないこと。

貴女の身体は、貴女の心の呟きも、身体への不満からくるボヤキや愚痴もぜーんぶ聞いています。

貴女の身体は賢いです。貴女の言葉を聞いたとおりに動きます。

次回のブログは、ターンアウトを動きとして活かせるようになる方法をお伝えし、更に理解を深めていきたいと思います。

本当にターンアウトを自分のものにしたい人は、このブログを見ているだけで無く、今すぐ立ち上がり体感すべく実践して下さいね。

お稽古でお会いした際のご質問も嬉しいです。

では、また次回♡

踊って世界を笑顔で照らそう♪

Emily Diamond

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